6月1日
5月31日
5月25日
5月24日
5月11日 大正川
大正川支流の三条川へ。
これまで三条川でもしばしば活動してきたが、さらに上流でアカミミガメがたくさん生息しているという情報をいただき、防除作業を行った。
当日は情報をくださったご家族と私たち和亀保護の会に加え、川いい会さんと川いい会さんがお声掛けくださった方の大勢での作業であった。
浅くてごく短い区間のことだったので、楽勝かと思いきや、前日の雨による増水とヌートリアが掘った横穴にアカミミガメが逃げ込んだことで、思いの外苦戦した。しかし、小型〜中型個体はともかく、大きな個体は大方捕まえられたので、これから盛んになる産卵を防いだ意味は大きかった。
アカミミガメだけでなく、たくさんのカダヤシとウシガエルも防除した。
都会の中の3面コンクリート張りの川なのだが、ほんの数十メーターの区間のみ泥がたまり、中州もできている。外来種はもちろん多かったが、シマヘビやカナヘビも生息していることが分かった。
またこの日ガンバ大阪の試合の日で、駐車を予定していたパーキングが一杯で使えなくなって困っていたところ、パナソニックの保養所の駐車場を使わせていただくことができた。パナソニックさんに感謝である。
5月10日 京都府
淀城壕の環境整備+アカミミガメ防除+淡水生態研究所の総会。
いつもの作業を2時間行ってから、お昼ごはん兼総会。
5月4~5日 はりま
東播磨へ。
牛谷池でかご罠調査を行った。
10年ほど前県民局から依頼されて行った目視・捕獲調査ではクサガメしか確認されなかったが、今ではアカミミガメが増えている。クサガメはまだいるのか?10年前も捕れていないが、イシガメもいてもおかしくない環境なのでどうなのか?
お天気に恵まれたが、5日の朝の気温がかなり低くなったので、残念ながらカメの捕獲はアカミミガメ2個体とクサガメ1個体のみであった。
複数の罠を入れたが、入ったのは最も日当たりの良い場所に設置した罠1カ所であった。天気や気温は人間の都合に合わせてくれないので、またやるしかない。
とは言え捕獲したアカミミガメのでかいこと2個体とも2キロ秤では測れなかった。
アメリカザリガニも少し。モクズガニも1個体入った。
牛谷池 |
辻堂池 |
成井 奥の池 |
モクズガニ |
|
ミヤコグサ |
4月29日 奈良県
奈良県のRDBに関わるカメ類の目視調査。
今回は十津川村。車を置いて「十津川」を観察。
橋の上からやたら大きな魚がたくさんいると不審に思い、川に降りて見るとコイではないか!!こんな清流にコイ?道の駅の方に聞いてみても何故コイがいるのか分からない。
後でネットで調べてみると十津川漁協が「アユ、アマゴ、コイ、フナ、ウナギ」を放流しているらしい。釣り人のブログなどを見ると、コイがいるポイントではイワナやアマゴは釣れないとある。そんなもん放流してエエんか?と思ってさらに調べると、南方熊楠とも交流があった中森瀞八郎の随筆「瀞洞夜話」にはコイとウグイの話がでている。
昔からいたのかと思うも、今回実際に見たコイしかいない清流は違和感しかない。
でカメなのだが、あちこち車で回って一切見なかった。
4月27日 はりま
東播磨へ。寺田池、西牧の3カ所のため池、成井の2カ所のため池の日光浴罠チェックと先日山中のため池で設置した日光浴罠の確認、そして高砂の皿池・今池の観察。
今年、寺田池ではまだ水位を下げているせいか、日光浴罠での捕獲が進まない。この日、今シーズン1個体目のアカミミガメであった。
西牧の辻堂池は昨年、ハスがほぼ10年前と同レベルまで回復し、日光浴罠がハスに囲まれてしまった。そこでハスからかなり離れたところまで移動させたのだが、やはりハスの近くがカメには人気、というわけでカメの捕獲が進まない。まあ、贅沢な悩みである。
成井も小池は水位が低くて罠が干上がったまま。そして、アカミミガメが池の干上がった縁で甲羅干しもうすぐ水位を上げると思うのだが、一番日光浴罠が力を発揮する時期に有効に使えないのは悩ましい。
山中の牛谷池も水位は低め。もうすぐ上げるとおっしゃっていたが、干上がった池の縁にアカミミガメが並んで甲羅干ししていて、罠には1個体も入っていなかった。ここはアカミミガメがかなり目立つのでとっとと捕獲したいところ。
最後に高砂へ。今池ではハスの浮葉がかなり出ていたが、ウシガエルのオタマジャクシがウジャウジャ。これまでウシガエルは成体もオタマジャクシもたも網での防除しかしたことがないが、何か有効な方法があれば研究したいものである。そして・・・ヌートリア。地元も罠かけしているのだが、なかなか入らないとのこと。この日もため池の脇で日光浴していて、私に気がつくと一目散に近くの土管の中に逃げていった。
寺田池 |
寺田池 |
牛谷池 |
成井小池 |
成井のおじいちゃん |
高砂の今池 |
4月26日 大正川
大正川へ。まずは川いい会の皆さんにご挨拶。しばし情報交換をして支流の三条川へ。 と言ってもいつもの場所ではなく、さらに上流側。
実は私たちが調査や駆除作業をしている区間の先は3面コンクリート張りになって生き物の姿がなく、拠点からも遠くなるのでこれまで行ったことがなかったのだ。ところが先日その先を知る方から会に連絡があり、送ってくださった写真を見ると驚きの光景が広がっていた。
大雨が降ればアカミミガメの大正川への供給源にもなるため、これは行って調べてみないと!ということになったのである。
3面コンクリートの先はやはり(恐らく)3面コンクリートだったのだが、ごく短い区間(数十m)だけは泥がたまって中州も作られ、アカミミガメが大型の個体から1歳と思われる個体までウジャいるではありませんか!これはなんとかせねば!
情報をくださった方も一緒に活動してくださるとのことなので、日を改めて駆除することに。
三条川上流 |
三条川上流 |
三条川上流 |
|
大正川のクサガメ |
オオカワヂシャ(特定外来生物) |
4月20日 奈良県
奈良県のRDBに関わるカメ類の目視調査で奈良市へ。
奈良市中心部はやはりアカミミガメが多かろうとはじめから調査地に入れていなかったのだが、郊外にはいい環境が広がっている所もある。
今回航空写真で場所を選定して行ってみると、予想以上に心惹かれるため池が複数あった。何がいいかと言って、ため池周辺に水田が多いことである。耕作放棄地も少なめ。シカやイノシシ対策でフェンスは張り巡らされていたが、カメの移動を妨げるほどのものは少なかった。
そして今回曇っていたこともあるが、カメの目視はゼロ。
これはこの時期晴れていなくてもプカプカ浮かぶアカミミガメが生息していない(もしくはごく少ない)ということを意味する。
イシガメやスッポン、クサガメはさほど目視率は高くないので、いないのか、いても姿が見えなかっただけなのかは分からないが、イシガメがいてもおかしくないところもあった。特に気になるため池をいくつか選んで、ため池所有者に県から連絡を取ってもらい、5月以降に捕獲調査を行う。とても楽しみである。
.jpg) |
.jpg) |
.jpg) |
カナヘビ |
ウバユリとアマガエル |
ヒキガエルのオタマジャクシ |
4月19日 京都府
淀城壕での活動の日。
この日は参加メンバーも多く、賑やかにキショウブや国内外来種のアサザ、特定外来生物のアゾラクリスタータなどの駆除活動。
日光浴罠のチェックも行ったが坊主。前回も壕の反対側にはアカミミガメがたくさん見られたのだが、日当たりが悪いわけでもないのに活動している側には少ない。なんでや?
前回植え付けた「淀姫」は少し成長して小さな葉が開いているものもあった。
4月12日 はりま
東播磨へ。この日は昼から志方山中の牛谷池へ。
10年ほど前に東播磨県民局から依頼されて行った調査の際にはアカミミガメは確認されていなかったが、この10年で侵入、かなり増えてしまったようである。
増えたアカミミガメがため池の樋に詰まって困るようになったので本格的にアカミミガメの防除を行うことになった。地元だけでは分からないことも多いとのことで、日光浴罠の設置に呼ばれたのである。
当日行ってみると日光浴罠のパーツが揃っていなかった。どうも市から罠をもらい受ける時に職員さんが渡すのを忘れたようである。とりあえずその部分は後日取り付けることにし、罠をため池に入れ、トラロープで結わえて、一人でも引き上げ作業ができるようにした。
牛谷池は比較的高い位置にあるため池なのだが、牛谷池から原の皿池がよく見える。
10年前、既に皿池にはアカミミガメが生息していた。この10年で水田を伝ってアカミミガメは牛谷池まで生息域を広げたことになる。
牛谷池のアカミミガメは樋に詰まるほどの数にはなっているが、まださほどではないように感じた。地域の方が早めに防除を決められたので、日光浴罠で捕獲しながら、被害が出ないように低密度管理ができるようになるのはあまり時間がかからないように思う。
ちなみに午前中はルーティンの作業。上述の山中の作業後も高砂の皿池を観察しに行った。ハスの復活のためにザリガニ罠が並んでいた。水利の皆さん、ファイト!
寺田池 |
辻堂池 |
成井の奥の池 |
牛谷池 |
牛谷池 |
高砂の皿池 |
4月6日 奈良県
奈良県のRDBに関わるカメ類の目視調査。
桜井市の笠という地域のため池を回った。
ため池が多い地域で、水田耕作も他の地域よりも盛んに見えたし、耕作放棄した農地も少なめだった。自然護岸の良さげなため池半分、真四角で除草シートがぐるりに敷かれたため池が半分。
地元のオッチャンにお聞きしたところ、四角いため池は10年ほど前に作られたとのこと。農業にかかる手間をできるだけ減らすための策であろう。生き物的には残念な措置であるが、農業をやめる人がいなくなるよりはいい。自然のため池も上手く管理しつつ農業が栄えることを望むものである。
ちなみにカメの目視はゼロ。地元の方に聞くとアカミミガメはいない(もしくは少ない)ようである。自然護岸のため池の中には、アメザリがいそうな水の色の場所もあったが、かご罠を入れたくなる場所もあった。
4月5日 大正川
大正川でのルーティン活動。
川いい会さんと合流して情報交換した後セイヨウカラシナの駆除やゴミ拾いをしながらカメ探し。
|