11月13日 はりま
加古川市のため池で池干し。
コロナ以降池干しイベントがめっきり少なくなって何とも寂しい限りなのだが、もちろん池干しは行われていて、時々地域の有志や県民局の職員さんでじゃこ取りなどされるのに声をかけていただいている。
今回も㈱一成の木下社長にお誘いいただいてYoutuberのマーシー君と一緒に参加した。
カメはアカミミガメ多数と、僅かなクサガメだけなのだが、魚類は在来魚がたくさん捕れる。ブルーギルは2個体のみの捕獲。やはり定期的に池干しをしているのが効いているのだろう。
前日までコウノトリが来ていたというので楽しみにしていたが、残念ながらこの日はどこかに飛び去った後だった。
11月8日 京都府
淀城濠での外来種防除&環境整備の日。日光浴罠ではアカミミガメ1個体が捕獲された。
水深がかなり低くなっていたので、スイレンが生えた場所で水底に捨てられた棒切れやガラクタを片付けた。これまではスイレンも水底のモノに妨げられて根っこが抜けなかったのだが、これからは少し駆除もやりやすくなるだろう。
11月5日 はりま
高砂市の阿弥陀小学校の環境学習の講師で、前回に続いて市ノ池公園へ。
講義は昨年と同様、水辺の植物について姫路市立手柄山温室植物園の前園長の松本先生、コウノトリについて東播磨県民局の今津さん、外来種について私が30分ずつ3組の小学生にお話した。
基本的に同じ話を3回することになるのだが、グループによって反応も質問も違うので詳しく説明するグループもあるし、別の話に飛ぶこともあって面白い。
11月2日 はりま
東播磨へ。
寺田池で恐らく今年最後の日光浴罠チェック。アカミミガメ1個体のみの捕獲。作業後地元のオッチャンズ、赤松さんと村上さんにレンコンを探そうと誘っていただいたので、比較的浅いところで足で探ってレンコンを探す。レンコン掘りは主に水を落として泥の中のレンコンを掘るのだが、水中のレンコンを探って少しずつ足で上げて採るやり方もある。
散歩中の地元の方に尋ねられて、アカミミガメを駆除してハス(レンコン)が広がったこと、ハスの実の食べ方などお話するのも楽しかった。 午後は西牧で日光浴罠をチェックしてから、いつもお世話になっている駒井さんが黒豆を下さるというので高砂へ。この日はちょうど市ノ池公園で行われていた親子キャンプで防災のお話をされていたので、私たちも聞かせていただいた。お手間いりの黒豆だけでなく、イベントのオブザーバーということでいろいろ資料もいただいて恐縮した。
11月1日 大正川
大正川でのルーティンの活動。例によって川いい会のメンバーと情報交換と写真撮影をしてから調査地点へ。
10月25日 大正川 大正川でのルーティンの活動。
暦の上では秋から冬へ、本来ならカメたちも越冬の時期だが、水温が下がらないので結構動いている。
そして本来ならそろそろ枯れかけてもいいはずの水草も元気。在来種ならいいのだが、国内外来種のミズキンバイが上流から流れてきて調査地点のところどころで根付いていた。広がらないうちに駆除。
10月24日 はりま
東播磨へ。
上荘町薬栗で行われた下池での池干し(小学校の環境学習)に参加。
この地域は地元のコンサル(株)一成の木下社長をはじめ水利の方々がとても熱心で、毎年子供たちに池干しを体験させ、外来種防除も行っている。
アカミミガメも数年前は100個体以上捕獲していたが、今年は20個体あまり。子供たちが頑張って捕獲してくれるので、年々減っている。
それにしても子供たちは体重を抱えていないので、どんどん泥をかき分けて進んでしまう。しかし水がある程度あればよいのだが、水が抜けた場所では泥が足に絡んで抜けにくくなる。
今回も子供たち数人が取り残された。しかしこれも織り込み済み。こういう経験をさせ、どこまで行ってもいいのか、どこからが危ないかを経験させるのである。大人の力を借りて泥まみれで戻ってきた子供たちは本当にラッキーだと思う。体で覚えたことはきっと一生消えないで彼らを危険から守ってくれるだろう。
10月23日 奈良県
奈良県のRDBに関わる桜井市での目視調査。
生駒市と桜井市でのかご罠調査が様々な事情でできなくなり、目視調査に変更したのである
。今回の調査地は街中なのであるが、これまでにイシガメとスッポンの目撃情報があったところ。実際住宅地の横を流れる細い水路でイシガメ発見。
ただし両前肢が切断されている。スパッと切れているので、アライグマではなく草刈り機のように思える。
近くの河川やため池では主にアカミミガメが観察されたが、スッポン1個体も見られた。
環境的にはまだイシガメがいてもおかしくないと感じた。
何故街中の水路や河川にイシガメがいるのか、「いる」というより「生き残っている」と感じた。
恐らく10年くらい前まではイシガメもそれなりの数がいたのだろうが、その後開発が進み、水田は潰されて大型の店舗や住宅になっていったのだろう。
現在も進行中であった。今はまだイシガメは僅かに見られるが、何らかの対策を取らない限り、いずれは消えていく運命なのだ。
10月18日 京都府
淀城濠での外来種防除&環境整備の日。
日光浴罠ではアカミミガメ7個体、ハナガメ1個体、捕獲された。
ハナガメは特定外来生物なので本来は運搬したりキープしたりできないが、淡水生態研究所で防除の認定をとっているので問題なし。その後K先生に届けられ、研究に役立てていただくことになった。
捕獲されたアカミミガメ4個体にはキッコウジュズモが着生していたので、カメに着生する藻類を研究しておられるH先生にお送りした。
環境整備ではアサザ・スイレンの駆除とハスを植える予定の場所での雑草取り。
10月11~12日 千葉県
爬虫両生類情報交換会主催、千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会協力の南房総イシガメ観察会30数年前から調査している川の上流で、今回はイシガメよりもクサガメを観察する羽目に(涙)。
クサガメがじわじわと増え、優占種になりつつある(河川の中・下流では既に優占種だろう)。
今回は明らかに雑種と思われる個体はたまたま捕まらなかったが、ほぼ毎回捕獲される。年2回の観察会とはいえ、クサガメや雑種は必ず持ち帰って駆除しているにも関わらず、次から次へと見つかるのである。
また河川の中流では竹が川面に倒れ掛かり、その中を進むのも難しくなっている。以前は竹は定期的に刈り取られ、周囲の草刈りもあってよく管理されていた。
農業人口の減少や老齢化で、河川の管理まで手が回らないのである。さすがに千葉に毎月通うわけにもいかないし、なかなか悩ましい。農地の管理が不十分なのは、農業の発展とともに繁栄してきた生き物にも大きな影響を与える。
10月8日 万博公園
万博公園での外来種調査に参加。とはいえ今回は公園の営業日のため、カメのかご罠での調査はなし。目視で数をチェックするのみ。
10月6日 はりま
東播磨へ。兵庫大学でゲスト講師。
講師を行ったのは将来幼児教育の仕事に就く学生さん対象。
子供たちは生き物が好きなのに、先生が生き物を触れないのは問題なので、まずは生き物を捕り、触れて自ら楽しむこと。
次に外来種、特に遺棄すれば法に触れるアカミミガメやアメリカザリガニを子供たちが知らずに幼稚園や保育園に持ち込んだ時、どうすべきなのか。
班に分かれて議論と発表。「かわいそう」では済まされない外来種問題と、下手をすれば子供も先生自身も法を犯すことになってしまう外来生物法、どう小さな子供たちに教えるかなかなかハードな問題なのである。
授業は午前だったので、午後からは牛谷池・牛谷上池を観察。高砂の皿池にも寄った。皿池横のビオトープの水路を除くと大きなアメリカザリガニ。これはアカンやん、ということでヌスビトハギをくっつけながら捕獲。
10月5日 はりま
東播磨へ。
6日(月)に兵庫大学でゲスト講師をするにあたって、大学前の寺田池でかご罠設置と日光浴罠チェック。もちろんルーティンの成井や志方でも日光浴罠チェック。
|