2007年


▲12月24日  清掃と調査活動

くもり時々晴れ、強風、気温10.5℃、水温9.0℃
カメが好みそうな水底の状態の場所での調査で、わずか20m程の範囲でカメ18頭を捕獲し、同時に大量のゴミ(空き缶ゴミ2袋・燃えるゴミ2袋・タイヤなど)を回収しました。ビニールゴミの多い場所にカメがいなかったのは、水底の泥がビニールで塞がれていたのと関係があるかもしれません。ゴミ掃除することで、カメが快適に越冬できる場所が少しでも確保されたらいいなと思います。

▲12月16日  清掃と調査活動

くもり時々晴れ、無風、気温10.5℃、水温9.0℃
ようやくたくさんのカメが見られるようになってきて、アカミミガメ7頭・クサガメ24頭・イシガメ5頭を捕獲しました。このイシガメの中に昨年放流した子ガメもいて、案じていただけにとても嬉しかったです。
東邦大学の宮地和幸先生(藻類の研究者)がお越しになり、捕獲したカメに着生していた藻類や大正川の藻類を採取して研究のために持ち帰られました。


▲12月15日  寺田池の周辺の調査

寺田池と用水路で繋がるため池(今池・新池・切ヶ池)や、その周辺の様子を歩いて調査しました。


▲12月8日  爬虫両生類情報交換会2007年度大会 

和亀保護の会の活動について「加古川市寺田池におけるカメ類の棲息状況」のタイトルで発表し、関西のカメ事情の一端を紹介しました。

←「カエルツボカビの概要」 麻布大学、宇根有美准教授の記念講演
 


▲12月2日  清掃と調査活動

晴れ、強風、気温15.0℃、水温11.5℃(12:00)
下流の摂津市付近で活動しました。12月とはいえ暖かく、クサガメが川を歩行していたり、カメの滞在場所が例年とは違っていたりして、何か異常な感じがしました。
ゴミがたくさんで、足を踏み入れた場所だけでカゴが満杯になってしまい、なかなか前に進むことができないほどでした。


▲12月1日  環境NGOと市民の集い

地球環境基金の助成団体が参加して助成活動の報告を行う集会に参加しました。
第一部シンポジウム「今だ!止めよう温暖化 市民とNGOは何をすべきか」、
第二部「取り組み発表会」で日頃の活動について発表し、質問および意見交換をしました。


▲11月30日  「関西水環境社会・文化賞」を受賞

(社)日本水環境学会関西支部が設ける2007年度の「関西水環境社会・文化賞」に選ばれました。
「関西水環境社会・文化賞」は、関西地域において水環境の保全・創造に関する社会・文化活動が顕著である団体または個人に授与されるもので、和亀保護の会の表彰課題は「亀の棲息環境からみた生態系および水環境の保全に関する活動」でした。
講演会「わたしたちの生活環境はどう変わったか? −環境質の長期変動を点検する - 」の後で表彰式が行われ、受賞講演をしました。
 


▲11月26日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温15.5℃、水温13.5℃(13:30)
昨年夏以来調査をしていなかったやや上流部で、多数のイシガメを捕獲しました。しかしこの場所には、バイクや自転車やその部品などが堆積しており、そこにまたゴミが滞留するような状態で、大変な量のゴミでした。また少しずつでもきれいに清掃していきたいと思います。


▲11月25日 寺田池の周辺の調査

池干し後の寺田池のカメたちの動向について推測する材料を得るため、周辺の水路(寺田用水・高畑用水)やため池(今池・狐池・花園池その他)を歩いてきました。あらかじめ調べておいた土地の高低や利用のされ方、住宅の密集具合などに加えて、実際目で見ないとわからない水路の堰や現時点での水位、土地の段差やため池の護岸など、様々なことを確かめることができました。
 


▲11月17〜18日  日本爬虫両棲類学会 第46回大会  琉球大学にて

「都市公園におけるクサガメの行動」(生態工房の片岡友美さん)、「島根県松江市・朝酌川における淡水性カメ類の分布および種間競合の可能性」(島根大学の中本美香さん)などの口頭発表や、カメに関わるポスター発表がありました。


▲11月11日  清掃と調査活動

曇り、無風、気温18.0℃、水温17.0℃(11:00)
秋にイシガメ放流会を行った付近で活動しました。クサガメの幼体が新たに見つかった一方、イシガメの幼体は2005年ブリード個体が1頭再捕獲されただけでした。放流会以降 、他のブリード幼体が見つかっていないことが案じられます。変化が見られる中州でたくさんのゴミを回収しました。
 


▲11月10日  いなみのため池博覧会 in 明石公園

いなみ野ため池博覧会が第29回兵庫県民農林漁業祭と合わせて明石城址の公園で開催され、その会場に設置された『ため池水族園』に展示されたカメ類(ニホンイシガメ・クサガメ・ミシシッピアカミミガメ、スッポン)の説明を担当しました。子どもたちがたくさん見学に訪れましたが、中高年の方々も興味関心を示され、熱心なお話を伺うことができました。

 


▲11月4日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温18.0℃、水温15.0℃
暑さすら感じる陽気の中、前回の活動場所とその下流域で調査しました。水位が下がったこともあってか、見当をつけたポイントでカメが捕獲できませんでした。ゴミの多さは相変わらずで、カメが滞在するのに良さそうなふかふかの土の水溜りにもたくさん空き缶があって、大量のゴミを引き上げました。


▲10月28日  兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(17回目)

「寺田池の東側の水路で昨年の夏場よりも多くのカミミガメを見かけた。」という水利組合の方からの情報があり調査しました。今年孵化したと思われるアカミミガメの幼体やクサガメ♂が甲羅干ししているのが観察されました。
寺田池では重機があちこちに入って
工事が本格化し、水溜りも減ってきました。
その下流の水路とため池で、たくさんのアカミミガメが甲羅干ししているのが見られました。


▲10月21日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温17.0℃、水温18.0℃(12:50)
2日前の大雨でまた大量のゴミが流れ着いていました。取っても取っても取り尽せない膨大なゴミですが、ここに戻って来たカメたちが少しでも安全に冬越しできればいいなと思うと、嘆いている間も惜しく、皆でゴミ拾いに精を出しました。捕獲した元気なカメたちを見ると、それだけで私たちにも元気が湧いて来ます。
 


▲10月17日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温26.0℃、水温22.5℃(12:30)
遊歩道のかなり上までゴミが引っかかり、川底の形状も変わっていて、一目で大増水したことが分かりました。、釣りポイントの深溜りも土砂堆積で浅くなり、これまでに見たことのないゴミだらけの川底が出現していました。中州に埋もれていたゴミも流されたようで、錆びた缶がたくさんありました。
カメに付着する藻類を研究している東邦大学の学生さんの参加があって、トラップも使って蓑亀状態のアカミミガメの捕獲に躍起になりましたが、この日に限ってなぜか捕獲が少なかったです。


▲10月14日  清掃と調査活動

くもり、弱風、気温21.5℃、水温20.0℃(12:20)
イシガメ3頭(うち新捕獲1頭)クサガメ11頭(うち新捕獲1頭)アカミミガメ1頭を捕獲しました。越冬準備のために、カメ達が大正川に集まって来ているようです。再捕獲したクサガメのうち1597949♂と1701995♀とは、三年前の2004年9月13日に初捕獲し、これまで数回捕獲した個体でした。
冬眠に好都合な場所を空き缶などのゴミが占領していることがあるので、これからの活動では更に精力的にゴミ拾いをしていきます。


▲10月6〜7日  マイクロチップの研修会の指導  福岡にて

マイクロチップによるカメの個体識別方法を導入しようとしている元岡「市民の手による生物調査」の会からの要請で、レクチャーと実技指導をしました。

←フィールドで捕獲したイシガメにマイクロチップを挿入している代表の菊水氏

和亀保護の会の個体識別方法については、「活動について」→「個体識別」をご覧下さい。


▲10月3日  調査活動

くもり、無風、気温26.0℃、水温25.5℃(13:00)、中流の釣りポイント付近にトラップを仕掛けて置いて、日頃の調査ではなかなか行けない川の脇の水路や上流の調査をしました。上流では、目視でクサガメやスッポンや多数のアカミミガメ確認しました。トラップの成果にはあまり期待していなかったのですが、今季最高の13頭が入りました。

←水面に鼻先を出すスッポン
 


▲9月30日  兵庫県加古川市の犬立池の池干し

今年10月から改修工事を行うために池干しをする犬立池で、大切な自然や生き物を守るための取り組みが行われました。
(1)魚を救出して、外来魚以外を近くの池に避難させる。
(2)ため池の動植物の観察と環境学習。 ←カメについてレクチャーしました。
(3)昔は食べていたヒシ・ハスの実の試食。

ため池の石積みを補修できる職人さんがいなくなったので、コンクリート護岸することになったそうです。魚に混じってクサガメが7頭捕獲され、近くの池に放流されました。


▲9月26日  兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(16回目)

寺田池の改修工事がすすんで側溝や水溜りが重機で埋め立てられていく一方、背丈より高い雑草に埋もれた池底を縫う水路には、カメたちの足跡がいくつも残されていて、逃げ込んだ先まで追跡できないもどかしさを覚えます。また、水路伝いに下流に向かって調査していったら、道路や宅地で囲まれたため池に出ました。対岸の水際に甲羅干し中のミシシッピアカミミガメがたくさんいるのを目視しました。


2007年度後期の活動助成について

一昨年度、昨年度に続いてコンサベーション・アライアンス・ジャパンアウトドア自然保護基金から活動助成をしていただくことになりました。調査地が広がり、遠隔地での発表の機会も増え、特に交通費などの面で強力にバックアップしていただいています。あらためて深く感謝申し上げます。
いろいろな形で支援して下さる諸団体や個々人の皆様の温かい気持ちに応えられるよう、これからも地道に頑張っていきたいと思います。


▲9月22〜23日  
第32回南房総イシガメ観察会  千葉にて

秋の川筋での調査はいつもイシガメの捕獲が少ないのですが、今年は例年にまして少なかったです。これはいつまでも気温が下がらないせいかもしれません。
 今回はため池にトラップをしかけましたが、そちらにはクサガメばかりがかかりました。もともとこのため池ではイシガメは少ないのですが、今まで1頭もかからなかったことはありません。このあたりも心配なところです。また、ため池自体があまり使われなくなって、荒れてきているのも気になりました。


▲9月18日 調査活動

毎月第三日曜日に大正川の清掃活動をしている『大正川を守る会』さんが、天王小学校前の釣りポイントの近くでカメが折り重なって死亡しているのを見つけて知らせて下さいました。縛られたアカミミガメ5頭が紐で繋げられており、紐が絡まって息継ぎに浮上できなかったようで溺死していました。どんなに苦しかっただろうかと思うと胸が痛みます。このような状態のカメが見つかったのは、7月22日に次いで今回で3度目です。紐の種類や掛け方、釣りポイントの近くであることなど、状況が一致しています。今後もこのようなことが起こる可能性があるので、交番に通報し、パトロールの際に目配りしていただくようお願いしました。

通常の調査活動では、先日放流した子ガメを再捕獲しました。
 


▲9月15〜16日 
第2回ため池シンポジウムinあいち2007  日本福祉大学にて

ため池に関する講演やディスカッション、フィールド見学、テーマ別の分科会など盛りだくさんの内容でした。和亀保護の会は、兵庫県加古川市の寺田池での活動の様子をポスター発表しました。


▲9月14日  環境技術学会の研究発表会  大阪市立大学にて

人を取り巻く水環境などを良くするために懸命に取り組んでいる研究や技術開発の様子が発表されていました。和亀保護の会は、大正川での清掃活動の様子や、ゴミのような扱いで飼育放棄されたミシシッピアカミミガメの現状を伝える展示発表をしました。草の根の環境教育を目指して、これからも啓発活動に力を入れていきたいと思います。


▲9月9日  放流会 ・ 清掃と調査活動

今年も「アドプト・リバー・大正川」のお仲間の「大正川を守る会」の皆さん と共にイシガメの放流会をしました。 サイトの「和亀保護の会とは?」のページのグラフで示すように、大正川に棲むイシガメは総捕獲数の8パーセントほどで、しかも老齢個体が多く、個体数を維持するのも難しい状況にあります。大正川産の親から繁殖させた子ガメたちを天敵に捕食される心配のない大きさまで育ててから放流することで、減少に歯止めをかけ、少しずつでも増えていってくれることを期待しています。
そしてこれからも「大正川を守る会」の皆さんと共に 川掃除に励んで、カメをはじめとする生き物たちの生息環境を良くしていきます。今日は大型のゴミ袋で5杯分の空き缶と、5杯分の可燃ごみと、たくさんの粗大ゴミが回収できました。


▲9月2日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温30.0℃、下流部で調査をしました。
いつもより水位が高く、遊歩道の柵にゴミがひっかかっている様子から、前夜に降った雨で川が大増水したことがわかりました。自転車2台とベンチ・工事現場で見掛けるような鉄骨・ビニール袋・ペットボトル・空き缶などたくさんのゴミを引き上げて運ぶのに力が要りました。ゴミとカメとを遊歩道に上げて川を振り返ると、捕獲を逃れたアカミミガメが甲羅干ししている姿が見えて残念でなりませんでした。


▲8月27日 大阪城のお濠の生物調査

昨年に続いてお濠の生物調査に参加しました。従来の沈み込む型のトラップでは、かかったカメ類が息継ぎできずに死ぬ場合があるので、今回は地引き網が採用されました。また北外濠を一周して約40頭のアカミミガメを目視しました。繁殖の可能性が伺われる子ガメも観察されました。


▲8月26日  清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温30.0℃、水温30.0℃(11:50)
残暑厳しい中、水量の減った流れは濁り、中州には棘が厄介なアレチウリが繁茂して、ゴミ拾いもカメ探しも難航しました。炎天下でもアカミミガメの甲羅干し姿や泳ぐ様子は観察されるのですが、捕獲が難しく、これが夏場の課題です。ゴミの量も相変わらず多かったです。


▲8月24〜25日 名古屋城のお濠のカメ類調査

8月22日〜25日に行われた名古屋城のお濠のカメ類調査の後半2日間に参加しました。公園管理事務所の人がワニガメを目撃していたこともあってワニガメ捕獲の期待が高かったのですが、アカミミガメが最多で、次いでクサガメ、わずかにイシガメとスッポンが捕獲されました。使用されたトラップやマーキング方法など、いろいろ勉強になりました。


▲8月19日 清掃と調査活動

晴れ時々曇り、弱風、気温34.0℃、水温32.0℃(12:00)
大阪地方はこの日も猛暑日で、例年観察されるように、中洲上の草の下に滞在しているクサガメ2頭を捕獲しました。またニホンスッポンも1頭捕獲しました。(写真はそのスッポンを学生メンバーたちに説明しているところ)
調査活動の様子を見学に来られた京都の「環境生物研究会」の中川宗孝さんから、トラップのかけ方や外来スッポンについての興味深いお話を聞かせていただきました。
 


8月8日  兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(15回目)

日陰が全くない炎天下の水溜りや堀などで多数のアカミミガメを捕獲しました。寺田池内ではクサガメは見つかりませんでしたが、近辺の水路でクサガメ13頭(新捕獲11頭、再捕獲2頭)を捕獲しました。宅地開発の波がすぐ近くまで迫っているこの水路は、横穴や隠れる場所があって、土の斜面を上れば産卵場になる農地につながっていて、クサガメたちにとっては安住の地です。


▲8月4〜5日 第9回日本カメ会議
  東邦大学(千葉)にて

日本カメ自然誌研究会とNPO法人カメネットワークジャパン東邦大学の共催する恒例のカメ会議に参加しました。専門家による学術研究の成果、各地で行われているカミツキガメ防除の取り組み事業、市民団体による在来種保全活動、カメ愛好家による観察記録などが報告されました。和亀保護の会は、カメ講座『加古川市寺田池のカメの棲息状況』、口頭発表『都市河川・大正川におけるカメの受難』、ポスター発表『亀達をとりまく今』 で在来種の保護を訴えました。
情報交換や指導・助言で得られたカメ・パワーをこれからの活動に活かしていきます。


▲7月29日 清掃と調査活動

晴れ時々曇り、弱風、気温30.5℃、水温29.0℃
たくさんのゴミが大雨で流されて来ていて、すさまじい状況でした。
【活動について】のページから、【集めたゴミ】をクリックしてご覧下さい。

←2005年秋に初捕獲され、今回で5度目の捕獲になるクサガメです。
草刈り機でやられていますが、たくましい生命力で生き延びています。


▲7月22日 清掃と調査活動

曇り、無風、気温28.5℃、水温25.0℃(11:40)
例年夏場には捕獲数が減ります。釣りポイントの深だまりにトラップを仕掛けましたが捕獲はクサガメ1頭だけでした。
ここでわずかな陸場に上がっていたイシガメを再捕獲しました。総排泄腔から釣り糸を出しており、前回の捕獲時(昨年11月12日)に732gあった体重は今回は703gでした。無理に引っ張ると釣り針が内臓を傷つける恐れがあるので、糸を短く切って放流しました。


▲7月18日  
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(14回目)

梅雨と台風とで、水抜きした寺田池には水路や大きな水溜りが出来ていました。数頭のアカミミガメが息継ぎに浮上しているのが観察されましたが、クサガメは見つかりませんでした。

前回も調査した近辺の水路で、クサガメ6頭を捕獲し、データを取ってマーキングした後、元いた水路に放流しました。そのうちの1頭は、尻尾から甲羅にかけて切り込みがはいり、左前肢が欠損していて、草刈り機でやられたように見えました。


▲7月16日 清掃と調査活動

曇り後雨、弱風、気温26.0℃、水温24.5℃
昨秋に子イシガメを放流したポイントで、放流個体12頭のうち4頭(六、十、十一、十三ちゃん)を再捕獲しました。台風などの大水の時でも、中州の横穴など身を隠す場所があることが幸いしているようです。でも穴を掘って産卵するのに適した場所が少なく、地面にまかれるように産み落とされたカメの卵が見つかりました。中身が突いて食べられた後のようでした。
 


▲7月12日 お話会   姫路市立上菅小学校

クラスに持ち寄った子ガメの飼育方法を調べている3年生の児童たちに『水温とカメ』のお話をしました。人や犬猫とは違うカメの生態を知ることで、どんな世話の仕方をすればよいのかを児童自らに考えてもらうのがねらいでした。授業後、教室内にあったイシガメ幼体の水槽のレイアウトが児童たちの手ですぐに変えられ、カメの不思議を知ってもっとカメが好きになったという児童もいて、とても嬉しく思いました。

姫路市立水族館から冊子『カメの飼い方Q&A』 『水中の生き物の飼い方』、パンフレット「カメを飼育してみよう!」を提供していただいたきました。ご支援ご協力に感謝いたします。


▲7月10日 
三条川草刈り作業前の打ち合わせと調査

7月下旬から始まる三条川の草刈り作業の前に、川を管理する大阪府茨木土木事務所の環境整備グループと草刈りを請け負う業者と和亀保護の会との三者が面談しました。この時期には産卵のために川から上がって徘徊するカメが草地にいる可能性があって、草刈り機に巻き込まれる事故が案じられます。これまでの事例などお話しながら、生き物たちに配慮した作業を心がけていただくようお願いし、もし事故があった場合の対処の仕方についてもお話しました。
また、バス釣りのポイントになっている深溜りにトラップを仕掛けましたが、数頭のアカミミガメが浮遊しているのは目撃できても捕獲には至りませんでした。


▲7月8日 清掃と調査活動

曇り時々晴れ、無風、気温30.5℃、水温 27.0℃
前回の調査と同じく、トラップを仕掛けました。その周りをゆったりと漂うアカミミガメはいるのですが、用心深いのか捕獲にはつながりません。捕獲方法の模索が続きます。

←捕獲したクサガメの体測をしてデータを書き留めてるところ


▲7月1日 清掃と調査活動

曇り、弱風、気温27.0℃、水温25.0℃(12:00)
梅雨で水量が多く、流れも速く、手探り捕獲は難しいので、トラップを仕掛けました。このトラップは、かかったカメが窒息しないように工夫されています。今回、獲物がかかるようにとの親切心からトラップを動かした方がおられたりして、わずかしか捕獲できませんでした。この時期のカメの移動は予測が立てにくく、仕掛ける場所の選定に苦労します。
 


▲6月27日 調査活動

大正川の下流(摂津市)から上流(茨木市)に向けて、草刈り作業後の遊歩道の点検と甲羅干しするカメ類の調査をしました。やはり目視できるのはミシシッピアカミミガメがほとんどですが、いろんな方々が声を掛けて下さって、カメ情報がいただけました。川入り調査もしてイシガメ・クサガメも1頭ずつ捕獲しました。

←甲羅干しするミシシッピアカミミガメ


▲6月22日〜 摂津市の遊歩道の草刈り  保護活動

茨木市が管轄する大正川の中・上流域の遊歩道の草刈は14日から始まって終了し、続いて摂津市が管轄する下流域の遊歩道の草刈が始まりました。草刈機で傷付く生き物が潜んでいる可能性があるので、今回もカメなどの生き物に配慮した作業をしていただくようお願いしました。


▲6月20日  兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(13回目)

梅雨の降雨で、水抜きした寺田池が冠水し、改修工事で築かれた土手内にも水路ができて、また生き物たちの姿が見られるようになっていました。クサガメ1頭を保護し、データをとってからいつもの保護池に放流しました。また寺田池から逃げ出したと思われるカメ類を多数見かけるという水利組合の情報を元に近辺の水路の調査もしました。ミシシッピアカミミガメは自然下で確実に繁殖、増殖し続けています。


▲6月17日 市川上流(兵庫県)の調査

日本ハンザキ研究所に赴き、市川上流部の調査をしました。甲羅干しするイシガメ2頭を目視で確認し、川入りしてオオサンショウウオ1頭とイシガメ1頭を捕獲しました。マイクロチップの読み込みで、この体長67cmのオオサンショウウオは7年半ぐらい前に初捕獲され、今回が9回目の捕獲だとわかり、地道なデータ集積がオオサンショウウオの生態究明や真の保護に役立つものであることが実感されました。所長の栃本武良先生(和亀保護の会の顧問)に説明していただきながら諸データを取って元居たポイントに放流しました。調査に使用する機材の扱い方や工夫のされ方は、カメの調査にも役立ちそうで大変勉強になりました。

←栃本先生に導入されて、自ら体測位置に移動するオオサンショウウオ


▲6月16日 講義 in姫路労働会館

兵庫県の農業土木に携わる職員の研修会『兵庫田園塾』で、「和亀保護の会の取り組みについて」と題して寺田池での保護調査活動を中心に講義をしました。昨今は行政の在り方が環境保護の立場から見直しされたり、いろんな取り組みも行われようとしていますが、カメを切り口としての講義は初めてで、たくさんの質問や感想をいただきました。人間以外の動植物にも配慮した農政が行われることを期待してやみません。


▲6月9日 清掃と調査活動

曇り時々雷雨、弱風、気温20.5℃、水温 22.0℃(13:00)、前日の雨で水量が多く、不安定な天候で雷雨にも見舞われました。 今日はトラップによる捕獲も試み、成果がありました。新しく大きなスッポンもみつかりました。
 


▲6月2日 防領川の調査

摂津高校前で大正川に流れ込んでくる防領川の川入り調査をしました。やはりアカミミガメが多く観察されましたが、クサガメも捕獲しマーキングしました。
また上流でカメ捕りをしていた茨木市立中条小学校の3〜4年生の児童らに出会い話をしました。『水ガキ』が希少種となっている昨今、子供たちが川遊びしている光景にうれしくなります。

 

▲新刊書のお知らせ

ヤマケイ情報箱 『今、絶滅の恐れがある水辺の生き物たち タガメ・ゲンゴロウ・マルタニシ・トノサマガエル・ニホンイシガメ・メダカ』 (山と渓谷社)
赤帯には「絶滅危惧種は、メダカだけではない。滅びゆく水棲生物6種の生態と保全」とあります。
編・写真は内山りゅうさん、ニホンイシガメの解説は矢部隆先生です。
定価:2400円+税


▲5月27日 観察会

京都府亀岡市の里山風景が広がる中で自然下のカメの観察会をしました。
詳細は、【活動について】→【活動報告掲示板】をご覧下さい。


▲5月26日 清掃と調査活動

快晴、弱風、気温26℃、水温25℃、前日の大雨で流されてきた大量のゴミが中州のあちこち散乱付着し、そのすさまじさに立ちすくみました。体験参加の大学生3名と大正川を守る会のメンバー2名の協力もあって、総勢10名で黙々とゴミ拾いに精を出すと、活動後には天王小学校前付近の川中は見違えるようにきれいになりました。やはり人海作戦はすごいです。
増水でいつもとカメの居場所が変わっていたり捜索が難航したりで捕獲数は少なめでしたが、下新庄学童クラブの児童らが甲羅干ししていたクサガメ3頭とイシガメ1頭を捕獲して持参してくれました。カメの説明をして、計測データをとっているところやマイクロチップを埋め込むところを見学してもらいました。カメは元居たポイントに放流してもらうようお願いしました。


▲5月20日 清掃と調査活動

曇り後晴れ、強風、気温20.0℃ 水温18.0℃、活動しやすい時候になりました。川中でコイやナマズやブラックバスなどの魚が手に触れたり、クサガメが泳ぐ姿が見えたりしますが、捕獲されるカメの数は冬場に比べてやはり少なくなっています。川底から車のタイヤ・スプリング・バッテリーなども回収しました。

←新捕獲のスッポン♂?No.3937051
 


▲5月16日 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(12回目)

水抜きをして約半年、満水面積14.6ヘクタールの寺田池は干上がって全面に地割れが走り、わずかな水溜りを残すだけになっています。そこを目指して歩いていた痩せたクサガメを保護しました。北水路で保護した2頭のクサガメと共にデータをとってからいつもの保護池に放流しました。北水路の工事が始まるまでに、また調査に入る予定です。


▲5月12日 清掃と調査活動

晴れ、弱風、気温24.0℃ 水温20。5℃。これからの季節、中州の上で甲羅干ししていたり草に紛れて滞在しているカメがいて、今日も中州上で数頭のカメを捕獲しました。別ポイントでは、釣り人がコイといっしょにアカミミガメを釣り上げたところを目撃し、外道のカメが釣れた時の対処の仕方などについて話を聞くことができました。

←中州に滞在中のところを踏みつけてしまって捕獲したクサガメ
 


▲5月4日 調査活動

大正川が流入する安威川の南側の水路の調査をしました。大正川のカメが季節移動している可能性もある水域ですが、見つけた数頭のカメにはマーキングがされていませんでした。安威川合流点から大正川を遡ってみると、遡上してきたコイが盛んに産卵して水飛沫を上げていて、カメの甲羅干しはとても少なかったです。


▲4月25日 清掃と調査活動

雨のち曇り、弱風、気温16.0℃、水温19.0℃(12:00)
大正川の一支流の、合流点から約30mの区間を調査しました。ここで以前に調査した時もそうでしたが、砂っぽい状態の川底でイシガメを、泥っぽい場所でクサガメとアカミミガメを捕獲しました。新捕獲の若いイシガメたちが見つかって大変うれしかったです。


▲4月22日 清掃と調査活動

曇り時々雨、弱風、気温17、5℃、水温18、0℃。お花見で飲食した後のものと思われるゴミをたくさん回収しました。甲羅が著しく扁平になった外来種のキバラガメが見つかりました。不適切な飼い方をされた末に捨てられたようです。嘴の端から釣り糸を出している甲長22cmのミシシッピアカミミガメも見つかり、これは釣り針を深く飲み込んでいて取り出してやれませんでした。カメたちに対する人間の仕業を目の当たりにすると、同じ人間としてカメに申し訳ない気持ちになります。


2007年度の活動助成について

独立行政法人地球保全機構地球環境基金から平成19年度分の活動助成を受けることになりました。地道な活動の積み上げが認められ、資金面からも支援をしていただけることが本当にありがたく嬉しいです。またこれまでにもいろいろな形でご支援ご協力下さっている諸団体や個々人の皆様にも厚く御礼申し上げます。これからもメンバー一人一人が出来ることを結集していって、物言えぬカメたちの代弁者になれるよう活動していきます。皆様のご支援・ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。


▲第9回日本カメ会議のお知らせ

2007年8月4日(土)・5(日)、千葉県船橋市の東邦大学で開催されます。
詳しい内容はこちらのポスターをご覧下さい。
和亀保護の会は、カメ講座のレクチャー、口頭発表、ポスター発表を予定しています。


▲4月15日 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(11回目)

寺田池北水路の改修工事区間の東半分は、コンクリートの箱で作られた暗渠になります。カメ類が冬眠場所にしていたこの手前側の水路も、もうじき暗渠に置き換えられ、四面コンクリートの地下水路になる予定です。昨年11月から5回捕獲調査に入り、本日までに在来種のクサガメ80頭、スッポン3頭を保護しました。


▲4月11日 近畿地方環境事務所

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)第18条第1項及び第2項の規定に基づく防除の認定を環境省から受けて早1年が経過しようとしていますが、幸いにも調査中にカミツキガメを捕獲したことはありません。環境省の出先機関である近畿地方環境事務所に出向いて、この報告をしました。また日頃の活動報告、寺田池での保護調査の経過説明、野外のカメ類のおかれている現状説明なども詳しくしてきました。


▲4月8日 清掃と調査活動

晴れ時々曇り、弱風、気温17、0℃、水温18、0℃(流れ中央)、15、4℃(横穴)(12:00)
昨年の秋に子イシガメの放流を行なった場所で調査をし、12頭のうち6頭が捕獲されました。元気に冬を越せたことがわかってホッとしました。別の場所では他の2頭も確認されているので、1年間人工飼育してからの放流が、かなり生存率を高めていることがわかります。清掃活動ではパソコンなどの大型ゴミを大量に集めました。

←なかなか写真を撮らせてくれないくらい元気いっぱいの通称いっちゃん(個体識別番号68B71DD)

 


4月7日 兵庫・水辺ネットワークの交流会  明石市生涯学習センターにて

水辺をフィールドとして活動している研究者や自然愛好家の交流会での講演を聴講しました。「クサボケの生態」(松本修二氏)、「西表島の水辺環境」(大嶋範行氏)、「カワバタモロコの現状について」(安い幸男氏)、「明石のオニバス」(碓井信久氏)、「カエルツボカビ病について」(竹田正義氏)
質疑応答や身近な話題のやりとりでは、得意とする分野の専門家の実際的な話が聞けて、とても勉強になりました。


▲4月4日 清掃と調査活動

晴れ時々雨、強風、気温9.5℃(12:00)、ぶり返した寒さの中、下流域での調査で、3ヶ月前にここで捕獲したクサガメの約3分の1が今日も捕獲されました。しかもそのクサガメたちの甲羅には全てにキッコウジュズモが着いていて、移動が少ないことと藻が付着しやすいこととは関係があるように思われました。
中州も川の中も大量のゴミで、その清掃だけでくたびれました。


▲4月1日 「帰ってきたYプロジェクト」発足式  大阪市立自然史博物館にて

「Yプロジェクト」(大和川水系)に続けて始まる『淀川水系調査』の発足式に参加しました。和亀保護の会が持っている淀川水系のカメ類のデータがそのまま生かされる企画なので、これからの「帰ってきたYプロジェクト」に協力・連携することになりました。


▲3月31日 紀伊半島野生動物研究会の研究大会  奈良教育大学にて

毎年度末に開催される研究大会に参加しました。

(記念講演)「ウオンテッ ド大型ミミズ」の話」(渡辺 弘之氏)
(研究発表)「奈良公園シカの現状と保護管理に関する課題
        シカ総合調査の結果をふまえて」(鳥居 春己氏)
(報告)
  ・「ダルマガエル今年のモニタリングデータ」 (井上龍一氏)
  ・「越冬昆虫」 (伊藤 ふくお氏)・・・矢田子どもの森での観察会 
  ・「エビノコバンという動物について」 (丸山 健一郎氏)
  ・「日本のカメの分類と外来ガメ問題」 (矢部 隆氏)


▲3月27日 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(10回目)

前回の調査で捕獲したカメ類を一時保護してもらっている三木市総合庁舎へ出向いて、スッポンなどを厳密に計測し、データを取りました。以前大正川で捕獲した4.4kgの個体と比べると小振りのスッポンたちでも、身を反らせて噛み付こうとするワイルドさは変わりません。計測後、例によって同じ水系の別のため池に放流しました。


▲3月21日 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(9回目)

池干しした寺田池に一部残る水溜りや細い水路を調査し、ミシシッピアカミミガメとスッポンを捕獲しました。底なし沼のような泥質で身動きがとれずに難儀しましたが、ミシシッピアカミミガメの幼体がその中からたくさん見つかりました。北水路では、干上がりつつある池から逃げて来たと思われるカメ類が予想外にたくさん見みつかり、まだ継続調査の必要があるようです。


▲3月19日 清掃と調査活動

曇り、強風、水温10、5℃、気温9、0℃(11:45)、暖冬と打って変わって肌寒い一日でした。カメたちを捕獲した川底には、消火栓のホースのようなものが埋もれていたり、草に釣り針と糸がからまっていたりで、安心して冬眠できる状態でないことがわかります。
 


▲3月18日 研修  兵庫県立人と自然の博物館にて

「知ろう、活かそう三田の川」プロジェクトの一環として開催された『身近な川を知り、よみがえらせる方法、〜三田の川の将来を一緒に考えてみませんか?〜』(主催:兵庫県三田土木事務所、兵庫県立人と自然の博物館)を聴講しました。全国各地の市民参加の川づくりの活動についての講演や事例発表があり、多摩川(東京)、寝屋川(大阪)、大和川(大阪)、千種川(兵庫)での具体的な取り組みを知って大変参考になりました。


▲3月11日 寺田池発表会  兵庫大学にて

地元の小学生が作成した「地域の誇り寺田池」のビデオ上映、寺田池協議会や土木事務所の報告、近所の農業高校の研究発表「水質浄化や葛の駆除方法」などの後、協議会から今後の取り組みについての構想が説明されました。和亀保護の会は、外来種の在来種に与える影響や寺田池のカメ類生息状況について発表しました。寺田池での取り組みは、三木土地改良事務所(行政)と矢部隆先生(研究者)とウエスコ(工事請負業者)と市民団体(地元の協議会や水利組合と和亀保護の会)の四者協議の意義ある取り組みであることも強調しました。


▲3月11日 研修  姫路市立水族館にて

企画展「船場川ものがたり絵巻」の開催に合わせて、飼育係の三木徹 さんの講演『船場川の自然』を聴講しました。通勤途中と休憩時とに撮りためた膨大な画像には、意外な程たくさんの動植物が写っています。人々からあまり意識されない 街中の放水路のような川にも豊かな自然が残っていることがわかりました。
「ごみを捨てない!みんなの川に」「ペットの糞は自分が責任を持とう。自分のうちの庭と思えば、よごさないはず。」「川をよく見よう。生き物の生活を知れば、環境を大切にする意味がわかってくる!」とのまとめに、大正川での活動がそのまま重なりました。


▲3月10日 第31回南房総イシガメ観察会  千葉にて

このフィールドは爬虫両生類情報交換会が1991年から調査している所です。今回、若い個体を中心に36頭のイシガメが捕獲され、100番台の古いマーキング個体も見つかりました。水量が少なかったので横穴などの身を隠す場所が少なかったように思いましたが、そこそこの数が捕獲できてほっとしています。


▲3月7日 清掃と調査活動

曇り後晴れ、弱風、気温8、5℃、水温9、0℃。前年よりかなり早く遡上してきていたコイが浅瀬でじっとしている様子や、川に捨てられたゴミ袋の表面に魚卵が産み付けられているのが観察されました。
捕獲したのはイシガメ3頭、クサガメ16頭、アカミミガメ4頭で、アカミミガメのうち2頭は甲羅の形状から典型的な飼育個体でした。甲羅が鉄錆色になっていたことから、冬になる前に川に捨てられ、地下水(鉄分を含んでいる)が流れ込む場所で一緒に越冬したと思われます。

←顔面を傷つけられたクサガメ♂(個体識別番号1699970)


▲3月5日 お知らせ

都合により、このホームページのサーバを変更しました。
http://www.wagamehogonokai.sakura.ne.jp/
お気に入り登録されていたり、リンクを張っていただいておりましたら、あたらしいURLに変更してくださいますようお願いいたします。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


▲3月4日 清掃と調査活動

快晴、弱風、気温20、0℃、水温13、5℃(11:00)、連休ごろを思わせる暖かい天候で、川縁で甲羅干ししているカメを8頭も目撃しました。7頭はアカミミガメで、1頭は右縁甲板にマーキングされたイシガメでした。大きさからすると昨年秋に放流したオスのようで、放流地点から1、5km以上下流で後肢を陽に広げて気持ちよさそうにしていました。
中洲でゴミ拾いをしていた地元の人のお話で、毎日ゴミ拾い掃除をしている人もいらっしゃると知り、心強かったです。


▲ 活動報告書

2004年7月から2007年1月までの活動の記録などをまとめた報告書『日本在来のカメ類保護事業』(A4版64頁)をセブンイレブンみどりの基金から助成していただいて作りました。関係する研究機関や自然保護団体、、行政、研修先などに読んでいただいて、これからの活動に指導・助言をいただければ幸いです。


▲2月28日 清掃と調査活動

雨のち晴れ、弱風、気温14、0℃、水温10、0℃(14:00) 昨秋に子ガメ12頭を放流したポイント付近で2頭の子ガメを再捕獲しました。体重は放流時とさほど変わりませんでしたが元気に越冬できているようでした。テレビや草刈り機の歯、パソコンの一部などの大型ゴミや危険なゴミが目立ち清掃にもがんばりました。

←再捕獲したイシガメたち(左から通称8ちゃん、3ちゃん、小町母さん)


▲2月23日(金)
外来生物シンポジウム(環境省中部環境事務所主催)

矢部隆先生が「アカミミガメ、カミツキガメ、クサガメ等の外来カメ類が引き起こす諸問題」と題してパネリスト報告されました。
(1)種間競合を通じ、在来種を排除してしまうミシシッピアカミミガメ
(2)食物連鎖を撹乱するカミツキガメ
(3)属間でも交雑し遺伝子汚染を引き起こすクサガメ
といった問題を取り上げ、最後に「愛玩動物とすることが目的での野生動物の流通は、この地球上において今後完全に停止する」という提案で閉められました。


▲2月22日(木) 研修 (愛知学泉大学にて)

日頃日常的に行なっているカメの測定ですが、個人の癖や測り方によってかなりの誤差が出てくることがあります。なるべくそのような誤差を少なくし、データをより正確なものにするため、矢部先生の指導を受けました。またカミツキガメやワニガメのハンドリングの練習も行ないました。


▲2月20日(火) 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(8回目)

北水路に関わる方々が現場に集まって、護岸工事の方法について検討しました。(三木土地改良事務所の伊藤さん、水路の護岸工事の設計を請け負う(株)ウエスコの中西さんと井本さん、地元水利組合の森田水利長、寺田池協議会の中田会長、愛知学泉大学の矢部隆助教授、和亀保護の会)
午後からはカメ類の保護のためクサガメ6頭とアカミミガメ多数を捕獲し、池の周辺も調査しました。


▲2月18日 清掃と調査活動

曇り、弱風、気温11、0℃ 水温9、0℃(14:00) 以前からミシシッピアカミミガメばかりが多く観察され、汚れが目立ち悪臭もするポイントで活動しました。大型の金属ゴミもたくさん拾い集めました。アカミミガメ28頭は予想以上でしたが、イシガメ2頭とクサガメ8頭新捕獲・クサガメ1頭再捕獲で、人々から見限られたような場所でも在来種が健気に頑張っていることがわかりました。


▲2月23日(金) 
外来生物シンポジウム(環境省中部環境事務所主催)開催のお知ら

パネルディスカッション「外来生物対策の展望 −現状と課題から-」にパネリストとして矢部隆先生が出演されます。 興味関心のある方は内容をお確かめの上、ぜひご参加下さい。


▲2月16日(金)〜3週連続で、ラジオ局FM COCOLO(周波数 : 76.5MHz)で紹介されます。

FM COCOLOの番組『ほっとココロ765』(お昼11時〜12時放送)の中の10分間ほどですが、関西圏のボランティア活動、NPOなどを紹介するコーナーがあって、和亀保護の会が紹介されます。

1週目=2月16日(金)は活動の概要、
2週目=2月23日(金)は力を入れている活動についてまたは最近のトピックス、
3週目=3月2日(金)はスタジオでのインタビュー

このサイトで紹介しきれない和亀保護の会の実際もお話できるかもしれません。よろしければ是非お聞き下さい。尚、放送エリアは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県(一部聴取できない地域もあります。)


2月11〜12日 調査のサポート 千葉にて

昨年に引き続き、アースウオッチ・ジャパン国内プロジェクト「固有種ニホンイシガメの保全活動」にスタッフとして参加しました。NPO法人カメ・ネットワーク・ジャパン代表の小菅康弘さんの話の後、一日目は70頭、二日目は58頭のカメを捕獲しました。10年前には全体の30%以上がイシガメだったのが、昨年は15%、この2日間では4%弱、と激減しているのが気になります。
午後からは公会堂で和亀保護の会の活動状況や都市河川のカメ事情について一般参加者にレクチャーしました。

 


▲2月4日 清掃と調査活動

曇り、弱風、気温10、5℃、水温8、5℃(11:35) 
何度も清掃調査をしているポイントでの活動だったので、比較的ゴミが少なく、活動しやすかったです。捕獲したイシガメ3頭のうちの1頭は新捕獲でした。尾や肢先が切断されていて雌雄判別が難しいですが♂のようでもありました。繁殖を担う期待の星としてたくましく生き延びていって欲しいと思います。

 


1月下旬〜3月中旬 大正川橋の塗装工事


大正川橋の塗装工事が始まりました。工事を請け負った株式会社テラダ建装の担当の方から、工事内容について事前に知らせを受け、「河川を汚すことなく工事をします。」と承りました。環境や生き物に配慮して作業に当たって下さる業者さんがおられて、本当にありがたく思います。
2月4日の清掃活動は、主にこの付近で行いましたがゴミはの量は少な目でした。


▲1月28日 清掃と調査活動

曇り、弱風 気温9、0℃ 水温10、0℃(14:00)。活動中は汗ばむくらいの陽気でしたが、動きを止めて計測や記録をしていると凍えました。休日とあって遊歩道を散歩する人たちから話しかけられることが多く、捕獲したカメを見せながら解説したり、更に外来種問題についてお話したりしました。前回のポイントの続きをさかのぼっての調査で、深溜まりや淀みのない平坦な浅瀬ではカメの気配は皆無で、クサガメの好む泥質の瀬に差し掛かって「もう限がない!」と感じるほどにたくさんのクサガメを捕獲しました。


▲1月27日 研修、相模川ふれあい科学館にて

NPO法人カメネットワークジャパン代表理事の小菅康弘さんによる講演会「日本のカメと外国のカメについて考えよう」を聴講しました。
小学校3年生から成人までの幅広い受講者対象に、最近国内で見ることのできる国内外のさまざまなカメについて分かり易く解説されていました。和亀保護の会の啓発活動で外来種問題をレクチャーする時に取り入れてみたい手法もあり、大変勉強になりました。


▲1月21日 清掃と調査活動

晴れ後曇り、弱風 気温11、5℃ 水温9、0℃(12:30)。久しく調査していなかった下流のポイントに入って、クサガメ16頭(うち新捕獲11頭)・アカミミガメ14頭、そして大量のゴミを捕獲収集しました。再捕獲したクサガメの中には、2年以上も前に中流域で捕獲した個体がいました。人目につく河岸の遊歩道はきれいに整備されているのですが、中洲や川底のゴミの量はすさまじく、ゴミの合間で暮らしを余儀なくされている生き物たちの迷惑には気付かれないのが残念です。
 


▲1月14日 
兵庫県加古川市寺田池の改修工事に伴うカメ類の調査と保護(7回目)

一部工事が着手された寺田池の北水路の調査をして、クサガメ13頭を保護しました。前回の調査から1ヶ月と3週間経過していますが、カメ類の移動や越冬の様子も分かって興味深かったです。保護したクサガメは、個体識別をして基礎データを取ってから、前回と同様に別のため池に放流しました。


▲1月7日 清掃と調査活動

この冬一番の寒波が到来し、吹雪に見舞われて活動がスタートました。11時半現在の気温5.0℃、水温6.0℃。冬場の川入り調査をして3期目になりますが、通説通りでない意外な、しかし理にかなった越冬の仕方をしていることが分かってきています。フィールド・ノートの【場所・環境】のカテゴリーをカメの実際に即して見直していく必要性があります。また赤茶けたカメと大正川の水との関係について【活動報告掲示板】でレポしましたのでご覧下さい。
ゴミの多さは相変わらずでしたが、今回はビールの空き缶が際立って多かったです。

 


1月1日 「新年あけましておめでとうございます。」

 和亀保護の会を立ち上げて2年半が過ぎ、調査データも少しずつ蓄積されてきました。カメのライフサイクルを思うと「たったの2年半」ではありますが、それでも数字で見えてくるもの・表現されるものは、何にもまして人を説得できる力を持っています。その意味で、昨年は様々な発表の機会を与えられ、多くの人に在来種のカメ類の置かれている危機的状況と保護の必要性を、根拠をもって訴えることができたように思います。
 私たちが行なっていることは大きな視野で見ればごくささやかな、それだけでは焼け石に水の活動です。このままで止まっていれば自己満足に終始するかもしれません。私たちの愛するカメたちの本当の幸福のためには、今までの地道な活動を続けつつ、それをモデルケースにして広めていくことができるような形にしていかなければなりません。今年はそれを目標に、研究者や行政を巻き込んで頑張っていきたいと思っています。   (代表:西掘智子)